幸せになるための離婚・再婚ガイドブック

離婚、再婚を経験し、現在ステップファミリー歴7年目を迎える管理人が、夫婦、子ども、家族について考えるブログです。スクールカウンセラーとして働く中で感じる、子どもの気持ちについて心理学的視点も交えながら気ままにつづっていきます。

[Google AdSense]

バツイチ連れ子付きの私との結婚を宣言したときの現夫(初婚)の両親の反応

私たちが結婚し丸6年が経ちました。夫の実家の両親や夫の姉と妹とはお互いに良い距離感を持ち、非常に良くしてもらっています。

 

f:id:kokohare:20161117151521j:plain

 

今日は夫がバツイチ子連れの私との結婚を、両親に宣言した時の夫の両親の反応について書いてみたいと思います。

 

 

夫は3人兄弟の真ん中。姉と妹に挟まれた真ん中長男です。当時36歳だった息子の結婚について、両親は半ばあきらめていたということでした。そんな時に、息子の口から「結婚したい人がいる」報告。ここまでは両親ともほっと一安心だったそう。

 

 

しかし、その相手というのがバツイチ子持ちの私…。

 

 

夫はまず、自分の父親に私との結婚について報告し、母親を説得するための地固めをする作戦に出ました。と、言うのも、夫の母はものすごく心配性のため、「絶対に反対される」という確信があったらしいのです。

 

 

案の定、夫の作戦は功を奏し、夫の父からの説得を受けた母は「この結婚についてはもう少しよく考えなさい」とだけ言って難色は示しつつもこれ以上のお説教はなかったとのこと。

 

 

幸いにも夫の母が多少反対したものの、夫の父や姉、妹は私との結婚に賛成してくれていました。と、言うのも、結婚に反対したところで聞く耳を持たないことが予想されたことと、この結婚を逃したら結婚できるかどうかわからないという思いがあったようです。

 

 

夫の母が微妙に反対の空気を出す中で、彼の両親に初めてのご挨拶に伺うことになりました。

 

 

当日は下痢に見舞われるほど緊張していた私でしたが、夫の父が子どものことや私の両親のこと、仕事のことについて色々と質問してくれました。

 

 

夫の母からは唯一『前の旦那とはちゃんと離婚届を出して離婚しているのか』ということを確認されました(笑)

 

 

(当たり前のことを…)と思いながらも離婚した年やどのくらい経っているか、元夫との現在の関係などについてちゃんとお答えしました。

 

 

まるで面接のような時間でしたが、最後に夫の父が『次は子どもも連れてきなさい。』と言ってくれてホッとしたのを覚えています。

 

 

バツイチ子連れの女性と結婚すると突然息子が言い出せば親として驚くのも無理はないですよね。

 

ただ、親の反対があったとしても結婚の意向は変わらないと夫が話していてくれたこともあり、私も堂々とご両親に挨拶することができたと思います。

 

 

聞かれたことに正直に(できればハキハキと)答えることが精一杯のできることです。一時の反対があったとしても、結局は結婚した当人たちが幸せに暮らすことが親への恩返しですし反対を賛成に変える方法でしょう。

 

 

当時反対していた義母も、今では娘を含め孫3人をとても可愛がってくれています。

 

 

kokohare.hatenadiary.jp

kokohare.hatenadiary.jp

kokohare.hatenadiary.jp

 トップへ戻る

再婚したいと思ったら~どんな人なら再婚は上手くいくのか

一度離婚を経験していると、どうしても再婚に踏み出すには勇気がいることと思います。「また失敗したら…」という不安が拭い去れないまま再婚し、同じ失敗を繰り返したくはないですよね。


今回は、どんな人となら再婚が上手くいくかということについて考えてみたいと思います。


私が考える再婚が上手くいく相手とは、「話し合いができる人」です。価値観の違いや意見の食い違いは誰と結婚しても起こりうることですよね。結婚生活の中で何か問題が起こった時に冷静に対等に話し合いができる人、これが結婚生活を維持していく上では一番重要なスキルではないかと思うのです。


そして、タイトルに「どんな人なら」とありますが、話し合いのスキルって実はお互いに持っている必要があります。矛盾しているみたいですが、結局話し合いって一人ではできないのです。頭に血が上って思わず思ってもいない一言を発してみたり、売り言葉に買い言葉で相手を責める言葉しか出てこなかったりしてしまうと話し合いにはならなくなります。


特に女性は話をまとめるのが下手で要点をまとめてしゃべることが苦手ですし、男性は女性にまくしたてられると黙ってしまう人が多いようです。「相手が悪い」「相手に攻められている」という気持ちを持たずに、「二人でより良い関係を作るための話し合い」ができる夫婦は長続きできるし仲良くもいられますね。


再婚となると初婚の夫婦と比べて出てくる問題の質や量も違ってきて当然です。


我が家も最初は子育てに関して意見が食い違って泣いたこともありました(私が)。そんな時に私の子育てのどんなところが疑問なのか、どんな風にすればいいと思っているのかを夫が冷静に説明してくれたので、私も客観的にわが子のことを見つめるいい機会になりましたし、今ではいい思い出です。でも、振り返って考えてみると、子育てのことを言われた時の自分の気持ちは「これまでの自分を否定されている感覚」だったなぁと思います。だから涙が出てきたんじゃないかと。(話がそれそうなのでこれについてはまた別記事で書きます。)



夫婦関係の維持には、「自分のことも振り返る姿勢」と「二人で同じ方向を見ていること」が大切です。
kokohare.hatenadiary.jp
kokohare.hatenadiary.jp
kokohare.hatenadiary.jp
kokohare.hatenadiary.jp





トップへ戻る

引っ越し代を安く済ませるために必ずやらなければいけないこと!

引っ越しの季節がやってきました。引っ越し業者にとってはまさにかき入れ時です。「引っ越しシーズンなので…」「人手が足りないもので…」という理由で、シーズンオフよりもかなり料金が高くなってしまいます。10回近く引っ越しをした経験上、大手であればあるほどその傾向が強い気がします。

 

 

f:id:kokohare:20160829163405j:plain

たぶん、大手はそれだけ高くしても需要があるということでもあるのでしょうが。

 

 

でも、引っ越し業者を利用する消費者としては、新生活準備で費用がかさむこの時期、引っ越し費用を少しでも抑えられるに越したことはないですよね。そこで、引っ越し業者を選ぶために必ずやらなければならないのが相見積をとることです。

 

 

以前引っ越し業者を利用した時に、相見積を取るのを止められて危うく7万円の損をしそうになった我が家の反省から生まれた家訓です(あぶねぇ…)。

 

 

 

kokohare.hatenadiary.jp

 

過去記事で私が利用している一括見積のサイトをご紹介していますが、このページでは、そのサイトも含め他のサイトご紹介します。

 

 

サイトによって、住んでいる地域の引っ越し業者の取り扱いが少なかったり、逆にその地域に強かったりするのでいくつか訪れてみて参考にしてみるといいと思いますよ。

 

 

 

こちらの引越し達人セレクトは、サイト特典として新生活に必要な製品やサービスに使えるクーポン券やサービスなど総額13万円分お得になる5大特典が付いています。相見積を取らずに引っ越し業者を決めた場合と、一括比較で相見積を取って値引き交渉した場合とでの引っ越し代金の差を比較している表もありますのでどのくらいの差になるかを参考にされてみて下さい。

  

 

 

 大学時代の引っ越しの際に、航空便を使っての引っ越しだったため、少しでも費用を抑えようと不用品をほとんど売り払ったのですが、こちらの[トレファク引越]引越&不用品の買取 は引っ越しと買取の両方を一度に見積もりできるという優れたサイト。リサイクル店と引っ越し業者それぞれで見積もりをしてもらうという二度手間を取ることなく、一度で済ませられるところがありがたいです。

 

 

 そして、私が個人的に一番おすすめする引っ越し費用一括見積サイトがズバット引越し比較。220社以上の引っ越し業者から一番安い業者を探すことができるのもさることながら、引っ越しを更に忙しくする伝記・ガス・水道などの面倒な住所変更手続きも一括(しかも無料)でやってくれるという何ともありがたいサービスが!!

引っ越しの見積もりのついでにできるというところが何ともうれしいですよね。

 

ズバット引越し比較

 

さらに言えば、相見積を取った後一番低い価格を持って別の業者と値引き交渉をするという方法が最安値で引っ越しをするコツです。値引き交渉の際は、相手に悪印象を与えないよう「お願いする」姿勢で臨むことが成功の秘訣です。

 

kokohare.hatenadiary.jp

 

 

新生活には何かと物入りになり少しでも費用を抑えたい時期です。引っ越し一つにしても、損をしないように賢く計画を立てて実行できるようこの記事が少しでもお役にたてれば幸いです。

 

 

トップへ戻る

離婚の調停中や離婚直後、子どもが気になる言動をするようになったら親はどうすればよいのか

子どもは基本的に、親に対して全面的に自分の方を向いてほしいと願っているものです。それが、離婚調停中や離婚直後になると、親も今後の生活の不安や今の生活を安定させることに必死でなかなか子どもに目を向けられていない状態になりがちです。

 

f:id:kokohare:20160314105400j:plain

 

すると、子どもは敏感にそれを感じ取り、不安定になってしまうことがあります。

 

 

たとえば、これまでなかったおねしょや夜泣きが始まったり、ふとした時に指しゃぶりをするなど、親にとってちょっと気になる症状が現れることがあります。

 

 

これは、一人っ子だった子どもに弟や妹が生まれた時に起こる「赤ちゃん返り」と同じような心の動きで、親の注意が自分ではないどこかに行ってしまっていると感じているのだと言えます。

 

 

もし、そんな気になる言動が子どもに起こったら親はどう接すればいいのでしょう。

 

 

そんなときにはこれまでよりも丁寧に、心を砕いて子どもの言うことを聞いてあげてください。すべての要求を満たしてあげることはできなくても、親がきちんと向き合い、話を聞いてあげることで子どもの気持ちは少しずつ安定を取り戻していきます。

 

 

以前、両親が離婚調停中で不安定になっているお子さんの面談を受け持ったとき、数回の母子並行面接を経て落ち着きを取り戻した子ども本人に「最近とても落ち着いていると言っていたけど、前と比べて生活の中で何か変わったことがあったの?」と聞いたことがあります。

 

 

すると、小学校高学年の男のお子さんでしたが、彼は「お母さんが僕の話も良く聞いてくれるようになった。」と答えました。

 

 

お母さんとお子さんと交互に面接を持っていたのですが、お母さんも離婚調停中にもかかわらずお子さんのことをよく気にかけ、ご自分が大変な中しっかりお子さんに向き合ったことで子どものこころが安定を取り戻したケースでした。

 

 

お子さんの不安定なようすを感じたら、しっかりと向き合い、話を聞いてあげましょう。また、幼くて言葉が未発達な場合は、「抱っこして」「眠い」など、の欲求を優しく満たしその子の想いを聴いてあげるように心がければいいのです。

 

 

子どものこうした気持ちに答えてあげることで、気持ちが落ち着いて、やがて安定した状態になります。

 

 

~離婚が子どもに与えるプラス・マイナスの影響について考え、ひとり親家庭で子育てをしようとする親御さんへエールを送った参考書です~

こちらからダウンロードできます⇒ひとり親家庭の養育ノウハウ~離婚と子ども~【パーソナル版】

 

トップへ戻る

テレビで観たステップファミリーから考える 親の再婚と子どもの気持ち

先日、ステップファミリーの大家族の生活を覗き見るという番組を見ました。

 
 
両親と子どもが8人の大家族です。子どもは20歳のお姉ちゃんを筆頭に、それぞれお父さんが3人とお母さんが3人ずつを連れての再婚同士です。
 
 


f:id:kokohare:20160310100922j:image

家族の仲も良く、お父さんお母さんも結婚8年経ってもラブラブでしたが、ただ一人、新しい家族に溶け込めないでいる女の子がいました。
 
 
彼女は、お父さんの連れ子で現在高校3年生。中学3年生の頃には英語弁論大会に出るほど優秀で、すでに大学への進学も決まっていました。
 
 
そんな彼女ですが、兄弟のなかで唯一お父さんとの関係がギクシャクしており、お父さんとの会話がないのです。会話がない、というよりもお父さんを避けているようでした。
 
 
そして彼女の英語弁論の中には『I hate my father』の一文が。
 
 
中学3年から高校3年までの3年間、お父さんは娘さんに嫌われていると思って過ごしていたそうです。しかし、英語弁論の日本語訳を読んでびっくり。
 
 
要約すると、「思春期に父親が嫌いになるのはありがちな感情。自分は父親に対して20点しかつけられない。でも、父親を尊敬している。今まで反抗してきたので父親の前で態度を変えることは私にとって非常に難しい。でもいつか父親に平均点の60点をつけられるような人間になりたい。」というものでした。
 
 
彼女の本当の両親は彼女が8歳の時に離婚。その2年後に現在の家族と再婚されたそう。急激な環境の変化や彼女なりに納得のいかないことがあったのでしょう。
 
 
彼女曰く、「離婚のときはそんなにショックじゃなかったけど、再婚したんだということをちゃんと理解した時にさみしくなったんだと思う」と、当時のことを振り返っていたのが印象的でした。当時の彼女としては、再婚によって再婚相手に父親の愛情が奪われてしまうんではないかということを感じていたそうです。
 
 
いわゆる「取られた」と思ってしまうということですね。
 
 
親がどんなに気を付けていても、日常のせわしさの中では子どもにきちんと伝わっていないことだってあるはず。彼女は、スピーチを読んだ先生の「あなたはお父さんに愛されたいの。違う?」という一言によって、自分の本当の気持ちを認めることができたとのこと。
 
 
それまで彼女が、自分の気持ちを言葉にできず辛い思いをしていたかと思うと親として心が痛みますね。彼女のお父さんもそれを知って彼女に謝っていました。
 
 
 
二人の関係にすぐに劇的な変化が起こるとは思いませんが、少なくともお互いの気持ちを伝え合えたことでこれまでよりはわだかまりが小さくなるのではないかと思います。
 
 
そして、『つたえ合う』という解決方法があるということがわかれば、彼女はこの先、人間関係で躓くことがあっても『自分の気持ちを伝える』という解決手段があることを思い出してくれるはず。
 
 
親としては、子どもが自分の気持ちを整理して伝えられるよう、ゆっくり聞くことであったり、「もしかして○○と思っているの?」と代弁してあげるなど、子どもが『見てもらえている』と感じられるように言葉をかけていきたいですね。
 

再婚する(ステップファミリーになる)とどんなことが待っている!?

シングルマザーでも恋愛をして、もう一度結婚しようと思うことは不思議なことではありません。誰かと一緒にいたいと思うのは大人の女性として当たりまえの感情ですね。

 

f:id:kokohare:20160307165239j:plain

しかし、シングルマザーの場合、自分一人だけではなくもれなく子どももついてくるケースが多く、子どもと再婚相手との関係性についても頭を悩ませるところです。

 

 

では、実際に再婚するとどんなことが起こってくるのかを想像してみましょう。

 

まずは子どもと再婚相手の相性

再婚相手は自分の子ども(相手にとっては連れ子)とどのような関係性でいるつもりなのか、自分の考えや要望と合っているか、また子どもの発達面から再婚相手と子どもの関係性はどのようにした方がいいのかを考えてみましょう。

 

 

我が家の場合は、再婚相手の現夫は「自分の子どもとして接したい」と娘(当時小学校2年生)に直接言ってくれたので娘も最初から「お父さん」と呼んでいましたが、これはケースバイケースで子どもの性格や年齢によっても様々です。どんなふうにした方がいいとは一概には言えません。

 

 

次に心配なのが、再婚相手と自分の子ども(義兄弟)が生まれたとき

これもその時の子どもの年齢や義兄弟との年の差などによって変わってきますが、母親の立場としては、再婚相手が自分の子どもばかり可愛がって連れ子と差別するようになったらどうしようと心配になる気持ちもあるでしょう。

 

 

でも、よく考えてみて下さい。自分の実の子どもだって同じように育てていてもその子の性格や出生順、性別によって対応が変化するものではないでしょうか?それを「差別」と捉えるとそういう風に見えてくるものです。案外、相手にはそのつもりはないのかもしれませんが、こちらが感じる接し方の違いはやんわりと疑問として投げかけてみるのも良いかもしれません。相手は気が付いていないだけかもしれないからです。

 

 

私も母親として、現夫のそれぞれの子どもへの対応が目につくことももちろんありますが、冷静になってみてみると自分の子どもだけ可愛がっているのではなく、それぞれの性格や性別によるものが大きい様な気がします。

 

 

ただ、私がそう思えるのは現夫が「○○(長女)は、下の二人だけ可愛がられていると思っていないかなぁ」と私に聞いてきてくれるから。彼のなかに「同じように可愛がりたい」という気持ちがあるんだと感じられるからです。

 

 

まぁ、長女は女の子だし中2だし父親との関係も実の親子でもぎくしゃくし始める時期じゃないですか。なので私が間に入って「お父さんが『○○は下の二人だけ可愛がられていると思っていないかなぁ』って心配していたよ。」と間接的に伝え、現夫の微妙な男親心を伝えたりしています。

 

 

そういう意味では再婚相手と子どもとの関係性づくりに、母親の果たす役割は大きいと感じています。

 

 

ちなみに、我が家の父(現夫)娘関係は、普通の家庭の父娘関係と大きな違いはないと思います。時々口うるさい父親と、お説教されてうんざりする思春期の娘、時々大爆笑し合ったり白髪抜きをしてあげたり…と至って普通です。最近では二人で進路の話もしているみたいです。

 

 

再婚を必要以上に不安がる必要はないと私は思います。

母親と再婚相手が子どものことを中心に時間をかけてゆっくり考え、家族で話し合いながら自分たちのスタイルの家族を作っていこうとする姿勢が大切なんじゃないでしょうか。

 

 

 

kokohare.hatenadiary.jp

kokohare.hatenadiary.jp

kokohare.hatenadiary.jp

kokohare.hatenadiary.jp

kokohare.hatenadiary.jp

kokohare.hatenadiary.jp

 

トップへ戻る

 

 

 

 

○私が離婚を決意するに至るまで

私は、22歳の時に一度離婚を経験しています。今回は、その時の私の気持ちを思い出しながら書いてみたいと思います。


離婚の大きな理由は、夫の仕事が長続きしないことや家のお金を持ち出すこと、性の不一致などです。
kokohare.hatenadiary.jp


当時、私のアルバイト収入が月に5~6万円、夏休みは8~10万円、旦那もアルバイトをしており、月に15~6万円ほどの収入がありましたが、それも月に3~5万円は持ち出して勝手に使ってしまう(ギャンブルに使っていると言っていました)。生活費を家のあらゆる場所に隠したり、現金としておくのをやめて銀行に預けていても私の財布から勝手にカードを抜いて下して使ってしまうということが続きました。


たぶん、地元を離れ私の大学のある土地での慣れない生活や独身時代のように自由にならないストレスなどもあったのだろうと(今では)思うのですが、毎回毎回お金が減っていることに気づいて愕然とする度に私の心も疲れていきました。


何度話し合ったことか。でも、彼には家庭を守ることよりもストレスの方が重くのしかかっていたのでしょう。


私は彼に自分の家族に、守るべき娘の存在に目を向けてほしいと強く思っていました。


一家の大黒柱として、生活を維持することや強さを求めていました


彼は仕事場で性格の合わない人がいると泣きながら「やめたい」と訴えてくるタイプのよく言えば優しい人でしたので余計に強さを求めてしまったのかもしれません。私も初めはそんなにしんどいならと「次の仕事が決まっていること」を条件に転職することを了解したつもりがすぐに退職してきてしまい、3カ月ほど無職の夫を見る羽目になったこともありました。


そのような彼の頼りなさに失望してしまい、離婚を考え始めたのです。


しかしそのあとも離婚決断に至る事件が起こります。


将来のことを見据えて、家族を養っていくためには私が大黒柱となって働いていくことになるのかもしれないと考えていました。それでもせっかく折り返し地点まで頑張った大学。絶対に卒業したいと必死に勉強していました。


大学の授業、アルバイト、家事を終えて娘を寝かしつけてからのレポート作成。その折にセックスを求めてきて私が応じなければ不機嫌になりふくれっ面で数日…。折に触れ地元に帰りたいと言い出すこと…。


元夫の考えていることや言葉に前向きさや向上心を感じることができず、自分との温度差を感じてしまったのが別居を切り出したタイミングでした。そのころには夫が帰ってくる時間になると下痢や蕁麻疹など体が拒否反応を示すようになっていました。話し合いの末、冷却期間と言うことで別居することになり、夫が出ていく形に。


別居期間中は生活費は一切くれず、夫は稼いだお金をようやく自分の好きに使うことができるようになったとばかりに腕にタトゥーを入れ始めたり外見が派手になっていきました。生活費は一切渡さないにもかかわらずタトゥーを入れたり自分の身の回りのものはきれいになっていくことに疑問を投げかけた私に「これ、安かったから」とさらりと言う彼に怒りの感情がわかず、意外と冷静な自分がいたことをはっきりと覚えています。


離婚が娘に与える影響を心底心配していた私でしたが、ネットでの体験談や専門家からのアドバイスもあり、そのころには自分一人でも何とか育てていこうという決意ができつつありました。冷却期間として設けた別居でしたが、結果的には私の離婚への決意を固めるための時間となってしまったのです。


kokohare.hatenadiary.jp
kokohare.hatenadiary.jp
kokohare.hatenadiary.jp


トップへ戻る