○どんなスタンスで親子になるか - 幸せになるための離婚・再婚ガイドブック

私が再婚したのは、長女が小学校３年生に上がるとき。一番心配だったのは、新しく父となる夫と新しく娘となる長女がどのような関係性を作っていくかということでした。

その不安を知ってか知らずか、夫は３人でお出かけした帰りに私を一人残し、娘と海岸へと歩いていきベンチに腰かけて話始めました。

どんな話をしたのかと娘に聞いたところ、『これから本当の子どもだと思って接するから、本気で怒ったりすることもあるかもしれない。でも、頑張ってやっていこう。』という感じの内容だったとのこと。

子どもだから親のやることに従うだけではなく、子どもを一人の人間として尊重し、きちんと向き合って話をしてくれた夫に今となっては感謝しています。

ちなみに、娘は『えぇー、怒られるのは嫌だなぁー』と返事したそうです。今ではその娘も中学二年生。彼女なりに反抗期を迎えていますが、夫の真剣な話には耳を傾け、時々は白髪を抜いてあげるなど彼らなりの親子関係を築いています。