幸せになるための離婚・再婚ガイドブック

離婚、再婚を経験し、現在ステップファミリー歴7年目を迎える管理人が、夫婦、子ども、家族について考えるブログです。スクールカウンセラーとして働く中で感じる、子どもの気持ちについて心理学的視点も交えながら気ままにつづっていきます。

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別居に至るまでの心の声 管理人の場合

こんにちは。当ブログを訪問してくださりありがとうございます。

 

 

元夫と結婚してから別居するまでの私の心の声を中心にお送りします。美しいものではないのは百も承知ですが、できるだけ冷静に客観的に当時を振り返ってみたいと思います。

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19歳、大学2年の時に同級生だった元夫との間に長女を授かり結婚、出産。1年休学ののち復学し家族3人での生活をスタートさせる。最初のうちはうまく行っていたものの、地元から離れた生活に夫が寂しさから泣いたり仕事を辞めてきたりする。

 

 

時々一定期間無職になる夫の話も一生懸命聞いていたが、ふと「いつもおんなじ話してんなぁ」と思うようになる。

 

 

離婚までの期間、比較的長く続いたアルバイト先の売り上げを補てんしなければならないという理由で稼ぎ15万円のうち、2~5万円を毎月持ち出すようになる。

 

 

「家に現金は置いておけない」と思い、極力銀行口座で管理するようにするがキャッシュカードを探してはいつの間にか持ち出してお金をおろしている状態。

 

 

「家の中に泥棒がいるみたい」と思い始める。

 

 

何度もそのことについて話し合ったが拉致があかないので、元夫の上司に直談判。売り上げの補てんという事実はないとキッパリ言われる。「やっぱりな」と思う。

 

 

こんな状態で地元の友達の結婚式に行きたいと言い、「はぁ?」と思うが、私の大学のために地元を離れているという負い目もあり快く送り出す。地元で調子に乗った元旦那は断りなく携帯を新機種に機種変する(3万弱)。正直「こいつには話が通じひん」と理解に苦しむ。

 

 

この頃から元旦那が帰ってくる時間になると下痢、蕁麻疹が出るようになる。生活は普段通りやっていたが、ほとんど家庭内別居のような状態。会話はほとんどなし。離婚について色々と調べ始める。

 

 

心療内科に通院し始めたのもこのころ。長女がまだ2歳前だったので、子育てができる程度には自分を保っている必要があると思い受診を決意。

 

 

元夫と相談の上、相手が出ていく形で別居をスタート。

 

 

居間思えば、何回か修復のチャンスというか相手にも伝わる言い方とかがあったのかもと思いますが、当時は当時で何とか修正しようとしていたことがうまく行きませんでした。若かったで済ませるのも悔しいですが、未熟だったということは確実に一つの要因になっていたと思います。

 

 

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1度離婚し、同じ人と再婚した友人の話

今日は、結婚して2人の子どもをもうけた後離婚し、数年後同じ人と再婚した友人のお話をしたいと思います。(彼女には了承を得て、個人が特定できないような形で掲載しています)

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恋愛結婚で一旦は結婚した旦那さんとは離婚をするまでは約10年間の結婚生活を送っていた彼女。旦那さんは仕事はきちんと行くし、家にお金も入れてくれる。暴力や暴言があったわけでもないそうです。でも離婚を決断したのは、旦那さんの飲み癖。

 

 

子育てに追われる彼女とまだ幼い子どもたちを置いて毎晩飲みに出かけ、月に10万近くも飲み代に使ってしまう旦那さんに愛想をつかした彼女は離婚を切り出したんだそう。旦那さんも始めこそ嫌がったものの、彼女の意志は固く半ば家出同然で協議離婚が成立したということでした。

 

 

離婚を考え始めたときから2年ほどで正職員の仕事を得て、生活のめどをつけていた彼女。彼女曰く「離婚の準備だと思えば意地で何とかなった!!」と言っていました。

 

 

そして親子3人で離婚後の新生活を切った彼女。仕事も順調で、お付き合いする彼氏もできたのに、また元の旦那さんと結婚した理由を尋ねてみたところこんな返事が返ってきました。

 

「結局男はみんな一緒だってことが分かったから(笑)」

 

 

離婚後に何人かの男性とお付き合いをしてみて、結局は結婚が上手くいくか行かないかは自分次第でもあるということを悟ったんだそう。

 

 

彼女は離婚から数年後、長女がお父さんをとても慕っていたことを理由に元の旦那さんと再婚することを決心したとのことでした。

 

 

現在の彼女の生活が離婚前よりも上手く言っているかと言えば、お互いが大きく変わったわけではないのでいろいろあるそうですが、子どもたちが大きくなったことと、彼女自身が経済力を持っていることでだいぶ楽に結婚生活を送れているとのことでした。

 

 

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『子どものため』に離婚を我慢した両親のもとで育った友人Aちゃん

Aちゃんは大学時代の友人。リストカットやOD(薬の過剰摂取)、性的な奔放さなどこれまでに本の中でしか読んだことのないようなことをやってしまう、初めて出会うタイプの子でした。


友人としてほぼ毎日一緒に授業に出たりお互いの家を行き来したりしており、お互いに別々の地元に戻った現在でも交流があります。



Aちゃんは3人姉兄の末っ子で、幼い頃から両親は家庭内別居でした。



彼女は彼女のお母さんから『あんた、産まれてこれて良かったね。』と言われたそうです。実は、彼女の両親はできちゃった結婚。Aちゃん姉を身籠り結婚した両親は、お姉さんの希望で二人目となる男の子(Aちゃんの兄)を出産。二人で終わりと思っていたところに思いがけずAちゃんを授かり出産。という流れだったとAちゃんに話したそうです。


Aちゃんはよく、『家の兄弟で望まれて生まれてきたのはお兄ちゃんだけ。』と言っていました。両親の不仲なようすから、自分は望まれて生まれてきたんではないんだという思いが強くなったと話していました。


『子どものため』と離婚を踏みとどまる気持ちはよくわかります。両親がいることが子どもにとっていいのだと固く信じている人も多いです。でも、それには『両親がお互いを思い合い、お互いを人として尊重しあっていること』という前提があります。



離婚したいくらい相手に嫌悪感を感じていて、会話もなければ思い合うこともない夫婦の間で板挟みになって育つ子どもは精神的に傷つきます。大人だって、喧嘩の仲裁は辛いのに、それが毎日続いた状態で生活する子どもは心理的な虐待を受けているのと等しいとさえ思います。



『子どものため』と離婚を踏みとどまるのであれば、絶対に夫婦間の関係を改善する努力をしなければなりません。離婚を踏みとどまるだけでは『子どものため』にはなっていません。夫婦が夫婦として機能して初めてそうなることを忘れないでください。


○大人の都合について子どもにはどう説明する? - 幸せになるための離婚・再婚ガイドブック

離婚のときに忘れてはいけない子どもに関する手続き

離婚をするときに子どもに関して夫婦で取り決めをしなくてはならないのが、子どもの親権についてです。親権とは、子どもが成人(20歳)になるまでに、子どもの利益のために子どもを監護・保護・教育し、その財産を管理する権利義務のことを言います。

 

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婚姻期間中は、両親の共同親権ですが、離婚すると単独親権になるので、どちらが親権を持つか決めなければなりません。離婚届けには、親権者をどちらにするか記載する欄があり、親権者が決まっていないと離婚届けが受理されません。

 

 

一般的には親権者と監護者は一人の親がまとめてもつことが多いですが、親権と監護権をそれぞれが一つずつ分けて持つケースもあります。

 

 

ちなみに、親権と子の氏(苗字)はセットだと勘違いしている方が時々いますが、母子で新しい戸籍を作り、母子で母の旧姓を名乗りたいときには子どもが住んでいる住所を管轄する家庭裁判所に「子の氏変更許可」を申し立てなければなりません。

詳しくはこちらの記事で↓

 

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親権や監護権のほかに、忘れがちなのが子どもの保険の手続きです。

 

 

私が離婚した時に、長女の学資保険は元夫の名義になっていました。離婚後もそのまま元夫が支払いを続けることになっていたのですが、離婚後すぐに支払われなくなりました。離婚のごたごたで手続きが必要なことすら忘れていたのですが、郵便局から失効の連絡があり、しばらく現金で私が支払いをしていました。

 

 

いつまでもこのままではいられないと思い、契約者変更の手続きをしようとしましたが、保険の契約者変更は意外と必要な書類が多く、離婚後の元夫と再びやり取りをしなくてはならなくなりました。約束を守ってくれない腹立たしさと、やる気のない元夫の姿を見る腹立たしさとで非常に苦痛を感じたのを覚えています。

 

 

婚姻期間中に契約した保険に関しては、離婚後に契約者を変更して払い続けるか解約してしまうか離婚前に取り決めをしておくことをお勧めします。また、自分の生命保険などがある場合、保険金の受取人は誰になっているかを確認することも忘れてはいけません。

 

 

子どもも苗字が変わる場合は、大人と同様に預貯金口座などの様々な名義変更が必要です。同様に、児童扶養手当の申請や児童手当の受取人変更の手続きも忘れずに行ってくださいね。

 

 

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引っ越し代を安く済ませるために必ずやらなければいけないこと!

引っ越しの季節がやってきました。引っ越し業者にとってはまさにかき入れ時です。「引っ越しシーズンなので…」「人手が足りないもので…」という理由で、シーズンオフよりもかなり料金が高くなってしまいます。10回近く引っ越しをした経験上、大手であればあるほどその傾向が強い気がします。

 

 

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たぶん、大手はそれだけ高くしても需要があるということでもあるのでしょうが。

 

 

でも、引っ越し業者を利用する消費者としては、新生活準備で費用がかさむこの時期、引っ越し費用を少しでも抑えられるに越したことはないですよね。そこで、引っ越し業者を選ぶために必ずやらなければならないのが相見積をとることです。

 

 

以前引っ越し業者を利用した時に、相見積を取るのを止められて危うく7万円の損をしそうになった我が家の反省から生まれた家訓です(あぶねぇ…)。

 

 

 

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過去記事で私が利用している一括見積のサイトをご紹介していますが、このページでは、そのサイトも含め他のサイトご紹介します。

 

 

サイトによって、住んでいる地域の引っ越し業者の取り扱いが少なかったり、逆にその地域に強かったりするのでいくつか訪れてみて参考にしてみるといいと思いますよ。

 

 

 

こちらの引越し達人セレクトは、サイト特典として新生活に必要な製品やサービスに使えるクーポン券やサービスなど総額13万円分お得になる5大特典が付いています。相見積を取らずに引っ越し業者を決めた場合と、一括比較で相見積を取って値引き交渉した場合とでの引っ越し代金の差を比較している表もありますのでどのくらいの差になるかを参考にされてみて下さい。

  

 

 

 大学時代の引っ越しの際に、航空便を使っての引っ越しだったため、少しでも費用を抑えようと不用品をほとんど売り払ったのですが、こちらの[トレファク引越]引越&不用品の買取 は引っ越しと買取の両方を一度に見積もりできるという優れたサイト。リサイクル店と引っ越し業者それぞれで見積もりをしてもらうという二度手間を取ることなく、一度で済ませられるところがありがたいです。

 

 

 そして、私が個人的に一番おすすめする引っ越し費用一括見積サイトがズバット引越し比較。220社以上の引っ越し業者から一番安い業者を探すことができるのもさることながら、引っ越しを更に忙しくする伝記・ガス・水道などの面倒な住所変更手続きも一括(しかも無料)でやってくれるという何ともありがたいサービスが!!

引っ越しの見積もりのついでにできるというところが何ともうれしいですよね。

 

ズバット引越し比較

 

さらに言えば、相見積を取った後一番低い価格を持って別の業者と値引き交渉をするという方法が最安値で引っ越しをするコツです。値引き交渉の際は、相手に悪印象を与えないよう「お願いする」姿勢で臨むことが成功の秘訣です。

 

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新生活には何かと物入りになり少しでも費用を抑えたい時期です。引っ越し一つにしても、損をしないように賢く計画を立てて実行できるようこの記事が少しでもお役にたてれば幸いです。

 

 

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離婚の調停中や離婚直後、子どもが気になる言動をするようになったら親はどうすればよいのか

子どもは基本的に、親に対して全面的に自分の方を向いてほしいと願っているものです。それが、離婚調停中や離婚直後になると、親も今後の生活の不安や今の生活を安定させることに必死でなかなか子どもに目を向けられていない状態になりがちです。

 

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すると、子どもは敏感にそれを感じ取り、不安定になってしまうことがあります。

 

 

たとえば、これまでなかったおねしょや夜泣きが始まったり、ふとした時に指しゃぶりをするなど、親にとってちょっと気になる症状が現れることがあります。

 

 

これは、一人っ子だった子どもに弟や妹が生まれた時に起こる「赤ちゃん返り」と同じような心の動きで、親の注意が自分ではないどこかに行ってしまっていると感じているのだと言えます。

 

 

もし、そんな気になる言動が子どもに起こったら親はどう接すればいいのでしょう。

 

 

そんなときにはこれまでよりも丁寧に、心を砕いて子どもの言うことを聞いてあげてください。すべての要求を満たしてあげることはできなくても、親がきちんと向き合い、話を聞いてあげることで子どもの気持ちは少しずつ安定を取り戻していきます。

 

 

以前、両親が離婚調停中で不安定になっているお子さんの面談を受け持ったとき、数回の母子並行面接を経て落ち着きを取り戻した子ども本人に「最近とても落ち着いていると言っていたけど、前と比べて生活の中で何か変わったことがあったの?」と聞いたことがあります。

 

 

すると、小学校高学年の男のお子さんでしたが、彼は「お母さんが僕の話も良く聞いてくれるようになった。」と答えました。

 

 

お母さんとお子さんと交互に面接を持っていたのですが、お母さんも離婚調停中にもかかわらずお子さんのことをよく気にかけ、ご自分が大変な中しっかりお子さんに向き合ったことで子どものこころが安定を取り戻したケースでした。

 

 

お子さんの不安定なようすを感じたら、しっかりと向き合い、話を聞いてあげましょう。また、幼くて言葉が未発達な場合は、「抱っこして」「眠い」など、の欲求を優しく満たしその子の想いを聴いてあげるように心がければいいのです。

 

 

子どものこうした気持ちに答えてあげることで、気持ちが落ち着いて、やがて安定した状態になります。

 

 

~離婚が子どもに与えるプラス・マイナスの影響について考え、ひとり親家庭で子育てをしようとする親御さんへエールを送った参考書です~

こちらからダウンロードできます⇒ひとり親家庭の養育ノウハウ~離婚と子ども~【パーソナル版】

 

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テレビで観たステップファミリーから考える 親の再婚と子どもの気持ち

先日、ステップファミリーの大家族の生活を覗き見るという番組を見ました。

 
 
両親と子どもが8人の大家族です。子どもは20歳のお姉ちゃんを筆頭に、それぞれお父さんが3人とお母さんが3人ずつを連れての再婚同士です。
 
 


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家族の仲も良く、お父さんお母さんも結婚8年経ってもラブラブでしたが、ただ一人、新しい家族に溶け込めないでいる女の子がいました。
 
 
彼女は、お父さんの連れ子で現在高校3年生。中学3年生の頃には英語弁論大会に出るほど優秀で、すでに大学への進学も決まっていました。
 
 
そんな彼女ですが、兄弟のなかで唯一お父さんとの関係がギクシャクしており、お父さんとの会話がないのです。会話がない、というよりもお父さんを避けているようでした。
 
 
そして彼女の英語弁論の中には『I hate my father』の一文が。
 
 
中学3年から高校3年までの3年間、お父さんは娘さんに嫌われていると思って過ごしていたそうです。しかし、英語弁論の日本語訳を読んでびっくり。
 
 
要約すると、「思春期に父親が嫌いになるのはありがちな感情。自分は父親に対して20点しかつけられない。でも、父親を尊敬している。今まで反抗してきたので父親の前で態度を変えることは私にとって非常に難しい。でもいつか父親に平均点の60点をつけられるような人間になりたい。」というものでした。
 
 
彼女の本当の両親は彼女が8歳の時に離婚。その2年後に現在の家族と再婚されたそう。急激な環境の変化や彼女なりに納得のいかないことがあったのでしょう。
 
 
彼女曰く、「離婚のときはそんなにショックじゃなかったけど、再婚したんだということをちゃんと理解した時にさみしくなったんだと思う」と、当時のことを振り返っていたのが印象的でした。当時の彼女としては、再婚によって再婚相手に父親の愛情が奪われてしまうんではないかということを感じていたそうです。
 
 
いわゆる「取られた」と思ってしまうということですね。
 
 
親がどんなに気を付けていても、日常のせわしさの中では子どもにきちんと伝わっていないことだってあるはず。彼女は、スピーチを読んだ先生の「あなたはお父さんに愛されたいの。違う?」という一言によって、自分の本当の気持ちを認めることができたとのこと。
 
 
それまで彼女が、自分の気持ちを言葉にできず辛い思いをしていたかと思うと親として心が痛みますね。彼女のお父さんもそれを知って彼女に謝っていました。
 
 
 
二人の関係にすぐに劇的な変化が起こるとは思いませんが、少なくともお互いの気持ちを伝え合えたことでこれまでよりはわだかまりが小さくなるのではないかと思います。
 
 
そして、『つたえ合う』という解決方法があるということがわかれば、彼女はこの先、人間関係で躓くことがあっても『自分の気持ちを伝える』という解決手段があることを思い出してくれるはず。
 
 
親としては、子どもが自分の気持ちを整理して伝えられるよう、ゆっくり聞くことであったり、「もしかして○○と思っているの?」と代弁してあげるなど、子どもが『見てもらえている』と感じられるように言葉をかけていきたいですね。