○大人の都合について子どもにはどう説明する?
大人の勝手な都合で、関係のない子どもが巻き込まれるのが離婚・再婚。子どもは親を選べないように、小さければ小さいほど環境を選ぶ力も持っていません。大人が決めた環境で何とか適応していかなければいけないのが子どもの宿命です。
これまで数年間、子どもにとっての日常だが多かれ少なかれ変化するのが離婚や再婚です。離婚・再婚についてこどもにはどのように説明するのがいいのでしょう?
我が家の場合は、娘が2歳と幼かったので、2歳児にわかるような言葉で離婚について説明しました。『お父さんとお母さんは結婚を辞めたんだよ。これからお家は別々になるんだけど、また一緒に遊べるからね。』と。
当時の娘の反応は、『ふーん。』という感じで、離婚という言葉は一切出てきませんでしたが、彼女が小学2年生位の時に『離婚て知ってる?』と逆に私に聞いてきました(笑)
ある程度の年齢になると友達同士で離婚の話題も出てくるようで、その時に離婚の意味や自分達の話も(話せる範囲で)説明しました。
私自身は、離婚の詳細な理由は子どもに説明する必要はないと思っています。
理由は二つ。自分にとっては一緒に生活できないと思うほどの相手でも、子どもにとって必ずしもそうではない可能性があるのが一つ。もう一つは、仮に子どもも元旦那のことをひどいお父さんだと言っていたとしても、(本心かわからないし)母子で一緒になって誰かの悪口を言うことになりかねないと思ったのがもう一つの理由です。
元旦那の悪事や悪口は友達に話しましょう。子どもは親の愚痴を聞かせる相手にはふさわしくありません。
子どもの成長速度にもよりますが、どうしても理由を説明したい!というのであれば、物事を客観的に見れるようになり、自分なりの物差しができてきた頃まで待つべきだと思います。
離れて暮らす親とも定期的に面会をしている環境であれば、その頃になると子ども自身も詳しい説明がなくとも離婚の大まかな理由は子どもなりにわかってくるはずです。
あくまでも私の見解ですが、子どもがどうしても聞きたい、もしくは親の方がどうしても説明しなければならないと思っていなければ詳しい離婚理由の説明は不要です。
両親といえども男女のすったもんだを話す必要はありません。親として、一線を越えない範囲で子どもの気持ちと発達に合わせた説明ができるようにしたいものです。