幸せになるための離婚・再婚ガイドブック

離婚、再婚を経験し、現在ステップファミリー歴7年目を迎える管理人が、夫婦、子ども、家族について考えるブログです。スクールカウンセラーとして働く中で感じる、子どもの気持ちについて心理学的視点も交えながら気ままにつづっていきます。

[Google AdSense]

妻の拒否によるセックスレスはどんな原因が考えられるか?~夫への処方箋~

セックスレスも離婚の原因になることはご存じでしょうか?



今回は妻の拒否によるセックスレスで悩んでいる夫へ、セックスレス解消法を考えるきっかけとなればと思いこの記事を書きました。セックスレスの原因は様々ですが、今回は妻がセックスを拒否する可能性について考えてみたいと思います。


まず、女性のホルモンリズムについてお話ししますね。


女性は、月に一回(厳密には28日~35日に一回)生理が来ることはほとんどの男性が知っていることと思います。しかし、その生理に伴ってホルモンのバランスが変化し、体調や心の状態も変化することを知っている男性は意外に少ないんじゃないでしょうか。もしくは、ホルモンバランスの変化で体調や心の状態が変化することは知っていても、具体的にどうなるかは詳しく知らない方も多いようです。


女性の体は一般的に、生理の後が調子が良く、生理前は心身ともに調子が悪くなります。『生理前症候群』と呼ばれる状態ですね。


ここで、ざっくりと良い・悪いという表現をしているのには理由かあります。それは、状態の良し悪しやどんなところに影響が出るかには大きな個人差があり、また個人の中でも月によって症状が出るとき・出ないときと変化があるからです。


具体的には体調面では、頭痛、腰痛、関節痛、腹痛、めまい、便秘、下痢等です。心の面ではイライラ、涙もろくなる、集中力がなくなる、ネガティブになる等です。



私の場合は、大体毎月生理の1、2週間前から頭痛が始まり、関節がギシギシするような感覚があります。そして、半年に一回のペースでイライラが激しくなる時があります。若い頃は、お腹が緩くなったり、股関節が痛くて眠れないという時期もありました。


で、ここからが本題です。


実は、女性の生理前症候群によるイライラや八つ当たりは、旦那さんに対する日頃の鬱憤からきていることが実に多いものです。日頃我慢できるようなことでも、この時期はなかなかそうできない時があります。


そして、イライラ、ギャーギャー旦那さんに対して不満をぶちまけたり、不機嫌な空気を出している心の中には「怒り」ももちろんありますが、「さみしさ」「疲れ」「孤独感」などの感情も隠れているのです。


たとえばこんなことはしていませんか?
・食事の用意ができるまでゴロゴロしていて、洗濯物が山積みになっていても知らんぷり
・テレビを見ているとき、子どもが泣いていても知らんぷり
・ご飯を食べた後の食器はそのまま


奥さんが専業主婦であれば、家事や子どもの世話は奥さんの仕事だと思っている男性もまだまだ多いようです。本当にそうなのでしょうか?奥さんは、妻であって、あなたの母親ではないはずです。夫が仕事の間は、子どもの世話や家事は妻がするべきなのかもしれませんが、家に二人でいる時は分担できるものはしても損はないのではないでしょうか。


いや、そうではない、自分はやっている!と思っている旦那さんももしかしたらいらっしゃるかもしれませんね。でも、自分で思っているのと奥さんがやってほしいことはもしかしたら違うかもしれませんよ。友人たちとの話の中でも、旦那さんがやってくれたことに対して「それじゃないんだけどなぁ~」とがっかりしてしまうという人、案外多いです。旦那さんからしてみれば、「やってあげているのに感謝しろよ」と言いたくなると思いますが、そこはちょっと深呼吸して。


奥さんがやってほしいことがわかって、しかも感謝される方法があります。それは、「奥さんに聞くこと」です。ここでもやはり「夫婦のコミュニケーション」が大事になってくるわけです。


奥さんの体調が悪そうなときや機嫌が悪そうなときは、声をかけてあげてみて下さい。きっと「なんでもない」とか「ほっといて」と言う奥さんもいるかもしれませんが、それはこれまでの夫婦関係が表れているのです。奥さんの心の中には「わかってもらえっこない」「言っても仕方がない」という気持ちがあるのです。


女性は、心が満たされないとセックスする気になれない生き物です。性欲よりも感情が先に、セックスするかしないかを判断してしまうのです。だから、奥さんをねぎらい、感謝し、いたわってください。奥さんがあなたのその気持ちを感じ取った時、セックスに対しても前向きな気持ちになることができるのです。夫婦がお互いにそういう気持ちを持ちあい、いつまでも男女の関係であり続けられるといいですね。妻がいつまでも「女」であり続けられるように、夫の果たす役割は大きいものです。


セックスは、愛情を伝える行為であることを忘れないでくださいね。「性欲」よりも「愛情」。女性と男性のセックスに対する認識の違いをまずは頭に置いておくべきです。そういう態度で接するうちに、夫婦関係は必ず変化していくでしょう。愛情や優しさは与えすぎても減ることはありません。妻の心が完全に閉じてしまう前に!出し惜しみせず、伝え続けてみて下さいね。


■ 離婚寸前から新婚当時のラブラブ夫婦へ大逆転する方法



○幸せなはずの産後にやってくる夫婦の危機!産後クライシスが起こる原因とその対策法 - 幸せになるための離婚・再婚ガイドブック