幸せになるための離婚・再婚ガイドブック

離婚、再婚を経験し、現在ステップファミリー歴7年目を迎える管理人が、夫婦、子ども、家族について考えるブログです。スクールカウンセラーとして働く中で感じる、子どもの気持ちについて心理学的視点も交えながら気ままにつづっていきます。

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○離婚したい 離婚準備その①~離婚準備金はいくら必要か?~

離婚に実際いくら必要かと言えば、その金額に相場があるとは思えませんが、もしも離婚後実家に戻らずに自立して子どもと生活を始めようと思うのであれば、最低でも100万円くらいのお金を手元に用意しておけると安心です。


100万円の内訳は、引っ越し代や新居の敷金、礼金、新生活を始めるにあたっての必要最低限の電化製品、当面の生活費などで100万円くらい本当にあっという間になくなってしまいます。



その他にも子どもの転校などがある場合には新しい学校での学用品の購入や教材費などが必要になるケースも考えられますね。



離婚を決意したのであれば、まずは「離婚準備金」をどうやって貯めるかを考えましょう。



結婚生活では、家賃や光熱費、通信費など一つの口座で管理している家庭が多いと思いますが、まずは、離婚後に自分が支払っていくお金と夫が支払っていくお金とで引き落としの通帳を分割しておきましょう。これは、「引き落とし口座変更」という手続きをすれば案外簡単にできてしまうものです。


ここからは実例をお話ししますが、私の知人には離婚を決意してから医療事務のスクールに通い資格を取った後に離婚した女性や、離婚の半年前からコツコツとへそくりを貯めた人など離婚問題に悩みながらも、その後の生活のためにしたたかに計画を立てて準備を進めた離婚経験者がいます。


やはり、子どもを連れて母子家庭で生きていこうと決意するからには自分で生活を成り立たせられるだけの稼ぎも必要になってきます。たしかに、国からの母子家庭への支援や福祉はありますが、それを当てにしていてはいつまでも自立することができませんし、「だから母子家庭は」という偏見をあおってしまいかねません。


離婚話を切り出す前にしなければならないことは山のようにあります。夫や家庭に守られてたか弱い妻ではなく、たくましく子どもを育てるシングルマザーとなるべく、きちんと考えしっかり準備しましょう。