幸せになるための離婚・再婚ガイドブック

離婚、再婚を経験し、現在ステップファミリー歴7年目を迎える管理人が、夫婦、子ども、家族について考えるブログです。スクールカウンセラーとして働く中で感じる、子どもの気持ちについて心理学的視点も交えながら気ままにつづっていきます。

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○離婚を考えているとき 子どもに伝えるタイミング、伝え方は?

離婚を考え始めたとき、または、心の中ではすでに離婚を決めていてその準備を進めているとき。子どもにはいつ、どのタイミングで伝えればいいのでしょうか?

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離婚のことは子どもには伝えず、そっと環境を変えた方がいい?



それとも、お父さんとお母さんどちらに付いていきたいか子どもに決めさせる



どちらも間違いです。



離婚は夫婦の問題ですが、それによって子どもの生活環境はガラッと大きく変わります。それなのに子どもには何も知らせずいきなり環境を変えてしまうのは子どもにとっては寝耳に水の話。


人間は、未知のものに対して不安や恐怖を感じるようにできています。子どもにとってある日突然予想できない別れがやって来ることは、それと同じ。またいつそんな別れがやって来るのかと不安や恐怖を感じるようになってしまいます。


また、子どもにお父さんとお母さんのどちらと一緒に暮らすかを決めさせるのも止めるべきです。


よっぽどのことがない限り、子どもにとってはどちらも大好きな親。子どもは子どもなりに両方の親に気を使っています。どちらかの親を選ぶということは、自分がどちらかの親を傷つけてしまうんじゃないかという恐怖を感じさせてしまいます。


離婚する夫婦は父親・母親として子どもにとってどちらと暮らすことがベストなのかを冷静に話し合う必要があります。



絶対に自分が子どもと暮らしたいと思うなら、それなりの環境を整えてあげればいいのです。心理面、金銭面、健康面など子どもを育てる環境をしっかり整えましょう。また、別居の際は一人で家を出てしまうと、調停などで不利になることもあるので注意が必要です。


そうやって両親で決めた
・離婚しようと思っていること
・両親のどちらと暮らすことになるか
を離婚する前に子どもの年齢に応じた言葉でわかりやすく伝えてあげてくださいね。


間違っても子どもに
『離婚しようと思っているけどどう思う?』
『あなたはお父さんとお母さんのどちらと一緒に暮らしたい?』
と聞かないでくださいね。


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