○離婚は『子どものため』に我慢するべき?
『子どもがいるのに離婚するなんて我慢が足りない』『離婚するなんて子どもが可哀想』そんな声を耳にしたこと、ありませんか?
私自身、直接言われたわけではないものの、なぜか『子どものために離婚は我慢するべきなんじゃないか』と、長い間悩みました。自分で意識しないうちにそういう価値観が自分の中に凝り固まっていたみたいです。
じゃあ、何で『子どものために離婚は我慢するべき』だと思われているのでしょう?両親が揃っていた方が子どもが幸せだから?それとも経済的に不自由しないから?はたまた周りの人から同情の目で見られるから?
上記のような理由であれば私は全て納得できなかったのです。だって、いがみ合っている両親の間で生活するなんてそれこそ子どもの心に悪影響だし、働かない・借金ばかりする親の元では経済的に不自由するし、可哀想かどうかは周りが決めることではないし。
屁理屈と言われればそれまでですが、私自身『子どものために離婚を我慢するべき』腑に落ちる理由が見つけられませんでした。
何事もそうですが、『○○をしたから○○である』という因果関係って実はものの見方次第で何通りも作ることができるのです。同じように『~するべき』ということも自分の中だけで勝手に作り上げてしまったものであって、自分の中のものの見方を変化させることができれば、それまで捕らわれていたことから一気に解放されることができます。
経済的に自立できるように頑張りながら、子どもが自分に自信をもって生きていける子育てをしよう!と決意し、結果的に離婚を選んだのですが、何よりも大切だったのは私自身がこの選択に自信を持つこと、引け目を感じないことだと思いました。
○両親が離婚した子どもは可哀想? - 幸せになるための離婚・再婚ガイドブック