幸せになるための離婚・再婚ガイドブック

離婚、再婚を経験し、現在ステップファミリー歴7年目を迎える管理人が、夫婦、子ども、家族について考えるブログです。スクールカウンセラーとして働く中で感じる、子どもの気持ちについて心理学的視点も交えながら気ままにつづっていきます。

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○夫(妻)の嫌なところが目に付くときは…

結婚生活を送っていると、否が応でも相手の嫌なところが目につきますね。私だけ?いや、そうではないはず。


たとえば、
・食事の好き嫌いが激しい
・約束していたことを忘れてしまう、破る
・異性の友達が多い
などなど。思い付かないだけで、日常のふとしたときに『イラっ💢』とすることって多々あるかもしれません。


一度目につくと気になってしまい、これまで目に留まらなかった他の欠点までも見えてきてしまうのが人間の不思議なところ。


でも、実はその欠点は恋人同士だったときに相手を魅力的に感じていたところでもあるんです。今、欠点たと感じているところに魅力を感じていたなんて…だったとしたら驚きませんか?


目につくところというのは、言い換えればその人の個性です。
好き嫌いが激しいのも好みがはっきりしている男らしさ。
約束を忘れてしまうのも小さいことを気にしないおおらかさ。
異性の友だちが多いのは社交性がある。



と、見方を変えればいくらでも長所になりうるわけです。



友人Aは最近、旦那さんのお酒の飲み方にイライラしているとのことでした。彼女の旦那さんは、お酒を飲むと財布や携帯を無くしてくることがしょっちゅうで、彼女は二日酔いの旦那さんにきつく当たってしまうそう。



でも、彼女に上記の話をしたところ、『たしかに。付き合っていた頃はそういうところが可愛いと思っていた。』と言っていました。その当時の気持ちを思い出したことで、彼女は旦那さんと『お酒を飲んでもお財布や携帯を無くさない方法』について話し合ったそうです。



また別の友人B(離婚)は、旦那さんが毎晩のように飲み歩いて家にも帰ってこなかったことが離婚理由の1つですが、思い返せば恋人時代は二人で毎日飲み歩き、とっても楽しかったと言っていました。



このように、結果はどうであれ相手の個性は自分の見方次第で変えることができます。また、見方は自分のおかれている環境や気分でも変化します。



女性は結婚して子どもが生まれると価値観が変化しがちです。対照的に男性は悪気はないのですが結婚前と変わらないことが多く、そこで男女のズレが生まれてくることもあるのです。



そのような男女のズレは、仕方のないものです。人間には個人差がありますし、男女の間には更に大きな違いがありますよね。



だからこそその違いを忘れず、違いを補っていくための『話し合い』が必要になるわけです。


友人Aのように早い段階で話し合いを持つことができれば、夫婦間の溝は深まる前に修復することができます。対照的に友人Bのように最後まできちんとした話し合いができず、相手に対する思いやりを持てなくなってしまうと一緒に生活していくことが難しくなってしまいます。



相手の欠点が気になってきたとき。『見方を変える』ということをちょっと意識するだけで、注意する口調も愛情のこもったものになるはずです。