幸せになるための離婚・再婚ガイドブック

離婚、再婚を経験し、現在ステップファミリー歴7年目を迎える管理人が、夫婦、子ども、家族について考えるブログです。スクールカウンセラーとして働く中で感じる、子どもの気持ちについて心理学的視点も交えながら気ままにつづっていきます。

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○離婚を具体的に進める手順

離婚を考え始めたら、何から始めればいいのか、何をするべきなのか。ケースバイケースではありますが、私の事例と一般的な話をまとめてひとつの例として参考にしてみてください。


①離婚後の生活設計
②必要に応じた証拠集め
③関係修復のための行動
④離婚を切り出す
⑤離婚の条件について話し合い
⑥離婚届の提出


離婚を考え始めたらまずは、①離婚後の生活設計を行ってください。生活が成り立つかどうか金銭的な計算をする必要があります。生活費はどのくらいかかりそうなのか。自分の収入と照らし合わせてみてください。慰謝料や養育費は抜きにしてまずは確実な収支を把握する必要があります。



離婚後の生活設計について私のケースも紹介しているのでそちらもひとつの事例として参考にしてみてください。


生活費が確保できそうになければ対策を考えます。自分一人で生活できるようになるまで離婚を見送るか、公的に受けられる支援や助成金などがあるか等当面の生活ができそうな方法を探しましょう。


相手のことが嫌でたまらなくても、見切り発車で離婚してしまうと後で親子共倒れになってしまっては元も子もないので、ここはどうか慎重に!!


また、離婚にともない転居を予定している場合はそのための費用も必要になってきます。引っ越し代や新居の初期費用、新生活に必要な生活用品の見積もりなどざっとでいいので算出しておきましょう。


私の場合、引っ越し代に関しては引っ越し先が実家だったこともあり、安くすむように電化製品などの荷物をほとんど売却しました。


離婚時は航空便での引っ越しだったので荷物を売却する方法をとりましたが、それ以外の引っ越しについては安く済ませるコツがあるので、過去記事を参考にしてくださいね。

○引っ越しに係る費用 - kokohare’s blog



②③は同時に行うパターンもあるでしょう。ここで関係が修復できれば証拠集めはやめて、元の鞘に戻ることもありです。


しかし、自分の中で離婚の意志が固い場合は徹底して証拠を集めてください。浮気が離婚原因であれば、浮気相手の素性や不貞行為に及んだ日付、浮気現場の写真などの証拠集め。借金が離婚原因であれば、どこからいくらぐらい借りているかなどの明細類、借金を何に使ったかなど。



万が一、相手が離婚に応じなかったり慰謝料の支払いを拒み、調停で争うことになった場合に証拠が必要になります。


ちなみに、証拠集のプロとして探偵を雇うというのはドラマの中だけの話ではありません。探偵は調査料が高額になるイメージがありますが、探偵事務所によって料金設定も異なりますし、追加料金のない良心的な事務所もあります。


離婚後の生活の目処もついた。証拠もある程度固めることができた。それでも離婚の決意が揺らがないのであれば④離婚を切り出す時です。相手がすぐに離婚に同意してくれれば⑤離婚の条件について話し合いができます。


しかし、相手が離婚に同意してくれない可能性もあることを忘れないでくださいね。自分は『夫婦関係が冷えきっていて会話もほとんどないんだから相手もきっと離婚したいはず』と思っていても、予想に反して相手は今の関係を修復したいと思っていたり、現状にそれほど問題を感じておらず寝耳に水!ということもあるわけです。


そのような場合に、自分はどのような行動をとるかもシミュレーションしておくといいですよ。


離婚やその条件などに相手の同意を得ることができれば最終段階の離婚届の提出です。上記の流れは協議離婚になります。


離婚そのものや離婚の条件などで双方の意見がどうしても一致しない場合は、専門家に間に入ってもらい離婚調停を行わなければならなくなります。