1度離婚し、同じ人と再婚した友人の話
今日は、結婚して2人の子どもをもうけた後離婚し、数年後同じ人と再婚した友人のお話をしたいと思います。(彼女には了承を得て、個人が特定できないような形で掲載しています)
恋愛結婚で一旦は結婚した旦那さんとは離婚をするまでは約10年間の結婚生活を送っていた彼女。旦那さんは仕事はきちんと行くし、家にお金も入れてくれる。暴力や暴言があったわけでもないそうです。でも離婚を決断したのは、旦那さんの飲み癖。
子育てに追われる彼女とまだ幼い子どもたちを置いて毎晩飲みに出かけ、月に10万近くも飲み代に使ってしまう旦那さんに愛想をつかした彼女は離婚を切り出したんだそう。旦那さんも始めこそ嫌がったものの、彼女の意志は固く半ば家出同然で協議離婚が成立したということでした。
離婚を考え始めたときから2年ほどで正職員の仕事を得て、生活のめどをつけていた彼女。彼女曰く「離婚の準備だと思えば意地で何とかなった!!」と言っていました。
そして親子3人で離婚後の新生活を切った彼女。仕事も順調で、お付き合いする彼氏もできたのに、また元の旦那さんと結婚した理由を尋ねてみたところこんな返事が返ってきました。
「結局男はみんな一緒だってことが分かったから(笑)」
離婚後に何人かの男性とお付き合いをしてみて、結局は結婚が上手くいくか行かないかは自分次第でもあるということを悟ったんだそう。
彼女は離婚から数年後、長女がお父さんをとても慕っていたことを理由に元の旦那さんと再婚することを決心したとのことでした。
現在の彼女の生活が離婚前よりも上手く言っているかと言えば、お互いが大きく変わったわけではないのでいろいろあるそうですが、子どもたちが大きくなったことと、彼女自身が経済力を持っていることでだいぶ楽に結婚生活を送れているとのことでした。
『子どものため』に離婚を我慢した両親のもとで育った友人Aちゃん
Aちゃんは大学時代の友人。リストカットやOD(薬の過剰摂取)、性的な奔放さなどこれまでに本の中でしか読んだことのないようなことをやってしまう、初めて出会うタイプの子でした。
友人としてほぼ毎日一緒に授業に出たりお互いの家を行き来したりしており、お互いに別々の地元に戻った現在でも交流があります。
Aちゃんは3人姉兄の末っ子で、幼い頃から両親は家庭内別居でした。
彼女は彼女のお母さんから『あんた、産まれてこれて良かったね。』と言われたそうです。実は、彼女の両親はできちゃった結婚。Aちゃん姉を身籠り結婚した両親は、お姉さんの希望で二人目となる男の子(Aちゃんの兄)を出産。二人で終わりと思っていたところに思いがけずAちゃんを授かり出産。という流れだったとAちゃんに話したそうです。
Aちゃんはよく、『家の兄弟で望まれて生まれてきたのはお兄ちゃんだけ。』と言っていました。両親の不仲なようすから、自分は望まれて生まれてきたんではないんだという思いが強くなったと話していました。
『子どものため』と離婚を踏みとどまる気持ちはよくわかります。両親がいることが子どもにとっていいのだと固く信じている人も多いです。でも、それには『両親がお互いを思い合い、お互いを人として尊重しあっていること』という前提があります。
離婚したいくらい相手に嫌悪感を感じていて、会話もなければ思い合うこともない夫婦の間で板挟みになって育つ子どもは精神的に傷つきます。大人だって、喧嘩の仲裁は辛いのに、それが毎日続いた状態で生活する子どもは心理的な虐待を受けているのと等しいとさえ思います。
『子どものため』と離婚を踏みとどまるのであれば、絶対に夫婦間の関係を改善する努力をしなければなりません。離婚を踏みとどまるだけでは『子どものため』にはなっていません。夫婦が夫婦として機能して初めてそうなることを忘れないでください。
離婚の黄色信号…妻の寂しさが見えていますか?
男性の脳は1点集中型、または狩猟型と言われます。狩りをするときには、その獲物だけを集中して追うことで獲物をゲットする確率を上げることができます。その裏には、自分の身の安全を守ったり、家で待つ家族に食事を持ち帰るという結果が待っているのですが、狩猟中の男性脳にはそんなことは意識に上ってきません。また、一度獲得した獲物は追いかける必要がなく成ります。これは、結婚して安定した関係になるといわゆる「釣った魚に餌をあげない」状態になる理由です。
一方、女性は家で子どもと一緒に夫の帰りを待ちながら近所の女性たちとのコミュニティづくりをする必要がありました。地域で子育てをすることで子どもの安全を守ったり、お互いを助けあったりすることができたからです。そして、女性の脳は一度に複数のタスクをこなすことにたけています。仕事の合間にメールを返信することができますが、男性脳は仕事が一区切りしないとなかなかそれができません。同時にほかのことを考えにくい脳なのです。
このように、人間が狩猟生活をしていたころから男女の脳は違う働きをするようにできていたわけです。そのため、現代でも男女は物事の捉え方や発信の仕方が異なるため、分かり合う時に一層の努力が必要です。
今回は、妻の寂しさについて解説します。
上記のような脳の違いがあるがために、夫婦のすれ違いが起きていると考えることができます。もともと、女性は子どもを育てたり家庭を守るために、何かを大切に慈しみ、守り育てるということに一生懸命精力を注いでいます。
しかし、家庭のことを顧みず仕事に一生懸命な夫が、妻の努力に気が付いてくれないと妻は段々と寂しさが募っていってしまうわけです。
私の友人の離婚経験者が呟いた忘れられない一言に「居るのに居ないように感じることほど淋しいものはない」というものがあります。これは、離婚経験者であれば共感できる人も多いのではないでしょうか。
夫があまりにも家庭を顧みなくなると、家庭で待つ妻にとっては「居るのに居ない」状況になってしまうわけです。こうなってくると、「本当は居るのに助けてくれない、頼りにならない人なら居なくても一緒。」と思うのも無理はないと思いませんか?自然と離婚が近づいてきますね。
「居なくても一緒」と妻が思い込んでしまう前に早めに手を打つことが大切です。「仕事が忙しい」「休みの日くらい休みたい」という気持ちがもしもあるのであれば、結婚生活と自分のやりたいことを天秤にかけてみるといいですよ。
もしも、結婚生活の方が優先順位が高いのであれば、黄色信号がともっていないかわが身を振り返ってみることをお勧めします。
子どもを叱りすぎてしまうお母さんの心理
最近、学校現場で働く友人から一人の中学生の話を聞きました。母子家庭でお母さんは一生懸命子育てをされているのですが、子どもに対して厳しくするあまり親子関係が上手くいかなくなっているように感じ、と友人は話していました。
思春期になると親の厳しさに反抗する子、そしてそれに対して(子どもを正しい道に導こうと)さらに厳しくする親という悪循環に陥る親子がいます。
今回の友人の話に出てきた親子とは実際にお会いしたわけではありませんが、ひとり親家庭にはよくあることなので、今回は「叱りすぎてしまうお母さん」についての一言です。
ひとり親になって子どもをきちんと育てようと思えば思うほど、子どもに厳しくしてしまうという傾向はお母さんに強く現れます。特に、真面目で責任感の強いお母さんであればあるほどです。
以前、ひとり親が子育てをする際に必要な男性性と女性性について書きました。
ここで言う男性性と女性性とは、親で言うなら父性と母性ですね。子どもが健全に育つためにはこの両方がバランスよく与えられることが大切です。母性とは「包み、与える性質」、父性とは「ルールや規則を教え、自立させようとする力」とイメージしていただければいいと思います。
では、どちらがどれだけ与えられることが適切なのかというと、割合としては母性7・父性3くらいがベストです。
でも、ひとり親になり、子どもをきちんと育てようとするお母さんほど母性の割合が少なくなりがちです。子どものやるべきことをきちんとさせる、規則を守らせる、自立させようとしつけをするのは決して間違ったことではありません。
でも、父性からの厳しさを受け入れるためには、子どもの心がまずは「受け止められていること」が必要です。そう、子どもの心を「受け止める」役割は、母性が担っています。
ですから、ひとり親で子供をきちんと育てたいと思っているお母さん(お父さん)は、まずは子どもの気持ちを受け止めることを基本にしてほしいと思います。子どもの気持ちを受け止めるというとわかりにくいかもしれませんが、「子どものおしゃべり相手になる」「時々は子どものリクエストにこたえて食事を作ってあげる」など簡単なことでいいのです。決して難しいことではありませんね。
そうして日頃からしっかり子どもの気持ちを充電してあげていれば、いざと言う時の厳しさも子どもの心は折れずに受け入れることができます。母性で受け止めるのは、子どもとの信頼関係を築くことにも似ています。子どもがしっかりと「愛されている」と感じられること、親子関係を良好にするためには、厳しさの前にまずは母性です。
子どものことを想っている、頑張り屋さんで責任感の強いお母さんこそ頭の片隅に「母性」を置いておいてくださいね。
夫の気持ちがわからない奥さん必読!夫を理解するための参考書
夫婦って、育ってきた環境が違う者同士が一緒に生活をするのですが、その中で「どうして?」と思うような習慣や価値観の違いを感じることが多々ありますね。
育ってきた環境が違うので、習慣や価値観が違うのは当然…。その違いを何とか理解したい、理解してほしいと思いながら生活することができれば夫婦は歩み寄っていくことができるのですが、今日は、その助けとなる本をご紹介します。
私も、職場の先輩から勧められて読んだ本ですが、こちら。
まずタイトルが衝撃的です(笑)。犬のようにしつけなさい、ということではなく、「違う動物として見てみよう」ということです。それほど男女の脳のつくりは違うということなんですね。
夫に理解しやすい説明の仕方であったり、操縦方法や育児に関しても「超人気塾のカリスマ講師」である著者がわかりやすく解説してあり、あっというまに読んでしまいました。
「脳の違い」というと難しく聞こえますが、そんなことはなく、「夫」や「男の子」に対する「なぜ?」が「なるほど~!!」に変わってしまうと思います。
夫は犬だと思えばいい。 [ 高濱正伸 ] |
「犬」だと思って(いや、本当にではないですよ笑)生態を観察してみる気持ちで接すると、男の人って面白いなぁ~と温かい目で見ることができるようになるかもしれませんよ。 私はこの考え方、好きです。
夫婦喧嘩=離婚ではない!?今ならまだ離婚を回避できる理由
毎日毎日、顔を合わせれば相手への不満、ケンカばかり!こんなことならいっそのこと離婚だわ!ありがちなパターンのようですよね。でも、よくよく考えてみると夫婦喧嘩をしている内と言うのはまだ相手に対して「期待」があるということだと思いませんか?
意外だと思われるかもしれませんが、離婚直前の夫婦というのはケンカをしなくなる傾向にあることをご存知でしょうか。
夫婦喧嘩と言うのは一種のコミュニケーションです。お互いが言いたいことを言い合って、自分のことをわかってほしいと思う。相手のことを理解したいと思うからこそ、ぶつかり合っていると捉えることもできますよね。それによってお互いで理解を深め愛情が深まっていく…そんな上手な夫婦喧嘩をしたいものです。
しかし、そんな重要なコミュニケーションが失われたり、ケンカをする気力も起きなくなってしまったときは夫婦間に離婚の黄色信号がともっていると考えていいかもしれません。
何も喧嘩だからと言って、相手を言い負かしたり傷つけて良いわけではありません。あくまでも、自分の考えや気持ちを聴いてもらって伝えること、相手の気持ちや考えを理解したいと思いながら聞くことを中心にしましょう。そして、お互いで妥協点を見つけられるように話し合いを持つことが上手な夫婦喧嘩と言えるでしょう。
そんな風に冷静な話し合いなら、私たちのイメージする夫婦喧嘩とはちょっとかけ離れてしまうかもしれませんが、本来ならばそうであるべきですよね。
勝ち負けや自分の主張を通すことにこだわってしまうと、本来の目的が見失われてしまいがちです。
自分の本当の目的は、自分の意見を相手に飲ませることなのか、それとも気持ちをわかってほしいだけなのか。今後の夫婦関係も思い描きながら自問自答してみても良いかもしれませんね。
離婚原因の第1位!「性格の不一致」の本当の意味とは?
離婚原因で夫、妻共にあげる理由として最も多いのが「性格の不一致」だということはご存知でしょうか?
では、この「性格の不一致」や「性格が合わない」という理由の実際のところどういう意味なのでしょうか。
お互いの話し合いだけで離婚が成立してしまう協議離婚であれば「性格の不一致」という理由で離婚することは可能です。しかし、裁判を起こして離婚しようとする場合、「性格の不一致」だけでは離婚が認められにくいのが事実です。それだけ、「性格の不一致」という言葉から捉えられる内容が個人個人によって違うということなのでしょう。
例を挙げてみると、出不精な夫と旅行やスポーツが好きな妻など、行動パターンが違うことで相手の行動が気に入らず、相手の行動が争いの元になってしまうことも。実は我が家の夫と私は完全にこのパターンで、休日は私が子どもたちを連れてあっちこっちへ出かけ、夫は休日も仕事をしたり家でゴロゴロするパターン。
休日に家族一緒にお出かけ…ということは本当にたまにしかないのですが、家族の行事は前もって日程を合わせたりすれば一緒にできるし、何よりもお互いに自由にやることでうまくいっているような気がします。
もしも、我が家のパターンでお互いに干渉しあっていまい、「どうして休日なのにどこにも連れて行ってくれないの?」「どうして休みの日までゆっくりさせてくれないの?」となってしまえば夫婦げんかの種になることは間違いないでしょう。また、自由にしている私に対して夫が「休みの日の度にあちこち出かけて自分だけ楽しそうにしやがって…」なんて言った日には…どうなるか予想できますよね。
また、別の例では金銭感覚の不一致が「性格の不一致」「価値観の不一致」などと表現されることが多いようです。
たとえば、奥さんがコツコツと節約して家計をやりくりしているにもかかわらず、ギャンブルにつぎ込んでしまったり、しょっちゅう飲みに出歩く夫に嫌気がさすというパターンも多いようです。
また、私の例で申し訳ないのですが、以前の結婚ときにはこの「金銭感覚の違い」も離婚原因の一つでした。私としては、二人の稼ぎもそんなに多くない中、少しでも貯金しようと頑張っていた(つもり)が、元夫の金遣いに干渉することになり、我慢ができなくなってしまったところもあったように思います。
このケースの場合、節約する奥さんも好きなようにお金を使ってしまう旦那さんもどちらも悪いわけではなく、二人が同じ方向を向いていないこと、すなわち目標が共有できていないことが問題です。
「性格の不一致」の本当の意味は、やはり「相手の考えていることがわからない、理解できない」というコミュニケーションの不足が大きな起因になっていると言えるのです。